弔い方をつくる

現代の日常生活に寄り添う、新しい葬送・供養のデザインに取り組んでいます。先端技術を駆使した研究・開発から、拡大を続けるエンディング産業にむけた商品企画、プロダクトデザインまで、お気軽にご相談ください。

繭環(まゆだま)


手元供養用のミニ骨壷と、小さな仏具一式(花瓶、香炉、灯台、おりん)のセット。骨壷と仏具が統一された意匠を持ち、コンパクトに収納可能です。トモエ陶業株式会社(愛知県瀬戸市の骨壷・神仏具メーカー)の新商品試作品として、2015年12月8日〜10日に開催されたエンディング産業展2015に出展しました。

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Fenestra


円鏡、フォトフレーム、キャンドルホルダーから成る、供養の儀礼や故人を偲ぶ行為を支援する道具。鏡をじっと覗きこむか、ロウソクに火を灯すことにより、故人に「逢う」ことができます。本作品は、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科における博士研究の題材として制作されました。

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ThanatoFenestra


ロウソクに火を灯すと故人の面影が現れる「祭壇」。ロウソクのかすかな揺れに反応して表示される写真がゆらめき、また大きく揺れた場合は写真そのものが切り替わります。デンマーク・オーフスで開催された国際学会DIS2010にてデモ発表を行いました。

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MASTABA


世代の異なる一族(家族・家系)の記憶を伝承する未来のお墓のコンセプト。0歳から100歳までの年齢を表す螺旋階段に囲まれた空間の中で、世代の異なる一族の写真を並べて鑑賞できます。米国・ボストンで開催された国際学会SIGGRAPH2006にて口頭発表を行いました。

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tomurai.katadol.tokyoについて

代表

瓜生 大輔
 –東京大学先端科学技術研究センター助教

研究内容

デジタル技術を用いた葬送・供養に関係するデザイン・開発に関する研究。

連絡先

daisuke [at] katadol.tokyo

経歴

瓜生 大輔(うりう だいすけ)1983年11月1日生まれ、愛知県名古屋市出身。両親の転勤を期に、6歳から22歳まで埼玉県川越市で暮らす。私立開成高等学校卒業後、2002年、慶應義塾大学総合政策学部(SFC)に入学。奥出直人研究室に所属し、2006年に政策・メディアデザイン研究科修士課程に進学。ユビキタスコンピューティング、インタラクションデザイン、デザイン思考などを学び、SIGGRAPH、Ubicompなどの国際学会での発表を経験。2008年、應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(KMD)設立とともに後期博士課程に進学。進学と同時に結婚、東京都世田谷区に新居を構える。センサー内蔵型フライパンを用いた調理支援システムpanaviの開発に従事し、研究成果をまとめた論文がヒューマン・コンピューター・インタラクション研究に関する最難関の国際学会とされるCHI2012に採択される。2011年にKMDを単位取得退学後、シンガポール国立大学 Keio-NUS CUTE CenterにてResearch Associateとして勤務。帰国後、KMD特任助教に就任。博士研究として、2010年にロウソクをインターフェイスとする祭壇「ThanatoFenestra」を制作。さらに家庭内での使用を考慮してデザインした「Fenestra」を2013年に制作。Fenestraがもたらす供養の経験を博士論文にまとめ、2014年2月に博士号(メディアデザイン学)を取得。2014年に東京都練馬区に移住。2016年4月より東洋大学ライフデザイン学部人間環境デザイン学科に赴任。2016年5月には博士研究をまとめた研究論文がCHI2016にてHonorable Mention賞を受賞。2017年10月より東京大学先端科学技術研究センター助教。